・最新ICT・IoT技術を取り入れた,水門業界関係者が誰でも学べる体験型施設
IHIグループの㈱IHIインフラ建設(本社:東京都江東区、以下IIK)は, 11月22日、水門設備の維持管理や整備を最新のICT・IoT技術を用いて効率的に行うことができる技術者を早期に育成するため、実際の水門設備を配備した体験型の「防災・水門技術研修所」を東京都江戸川区に設立し、2022年4月(予定)に運用を開始すると発表した。
近年、甚大化する豪雨による洪水災害等の発生頻度が増加傾向にあり、洪水対策等に対する水門の重要性が高まっている中で、既存水門設備は老朽化が加速し、水門設備の維持管理・整備を行う熟練技術者においては高齢化と担い手の減少が進んでいる。さらに,水門の点検や修繕作業は,潜水作業など危険を伴う作業が多いことから、水門設備の機能をより確実に確保するための作業の機械化や自動化の推進による効果的な維持管理と、作業を行う技術者の早期育成が求められている。
そこでIIKでは、持続的に水門設備を維持管理していく上の仕組み作りとして、研修の場の提供による人材確保・拡充および技術者の早期育成と、インフラ分野にDXを取り入れた新しい保全方法による最新のICT・IoT技術を用いた効率的な維持管理技術のレベルアップを図ることを目的に,防災・水門技術習得に特化した研修施設を開設することにした。
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