アマダマシナリー、大板材・厚板材に対応する高速、高品位加工ファイバーレーザマシンを発表

 ㈱アマダマシナリー(神奈川県伊勢原市)は11月18日 、中厚板大 板材の高速ピアス加工と高品位切断加工を実現するファイバーレーザマシン「LC-VALSTER-AJ」 シリーズを発表した。同シリーズは、加工サイズ 3.0m×1.5m および 6.2m ×2.5m、発振器出力 3kW、6kW、10kW をラインナップし、11 月 19 日より受注を開始する。

 中厚板大板材を扱う鋼材加工の現場では、少子高齢化等に伴う人手不足や短納期化のみな らず、材料特性による加工マシンへの負担、粉塵環境の改善などが課題となっている。

 新開発の「LC-VALSTER-AJ」シリーズは、10kW の高出力発振器の搭載が可能で、高速高品 位加工を実現するとともに、最新の NC 装置や当社最先端の支援技術、IoT を駆使することで誰 にでも使いやすいマシンとなっている。

 また、2018年12月に JASS6 による建築工事標準仕様が改定され、レーザによる穴あけが可 能になったことに加え、2021年4月には、プラズマ切断などで発生する金属粉塵が法規制の対象 となり、構機・鋼材業界においてファイバーレーザマシンによる中厚板大板材の切断加工に大きな 期待が寄せられている。「LC-VALSTER-AJ」シリーズは、フルパーテーションや新集塵システム を搭載することで、材料の切断時に発生するヒューム(有害物質)を外部へ飛散させず、顧客の加工現場の環境面や安全性を飛躍的に向上させる。これにより、構機・鋼材業はもとより厚 板シャーリング市場・鉄骨 FAB 業界や建産機・特殊車両業界など幅広い業界のニーズに応えるこ とが可能になる。

 アマダマシナリーは上述の機能の他、多彩な自動化技術を組み合わせることが可能なファイバ ーレーザマシン「LC-VALSTER-AJ」シリーズを市場に投入することで、顧客課題の解決、業界 の活性化に貢献していく。

<販売概要>

販売開始時期:2022 年 4 月

年間販売目標:30 台/年

販売価格(税別): 1 億 4 千万円

 詳細は、ニュースリリース