・多数の運用実績による知見を元に安全性、検知機能・能力を大幅に向上
IHIは11月18日、旅客輸送最大手の東日本旅客鉄道(JR東日本)と共同開発した高機能化版三次元レーザレーダ式踏切障害物検知装置(3DLR障検)の販売を開始したと発表した。
3DLR障検は、2005年に1号機を納入して以来、日本や欧州など国内外で、累計2,400台以上を販売している。これまでに培った知見を元にJR東日本と共同で高機能化版の開発に取り組み、2019年度からJR東日本への展開を進めてきた。
2021年11月からは、日本全国の鉄道会社へ向けて高機能化版の販売を開始した。
3DLR障検は、リアルタイムで踏切内を三次元的に監視することが可能な装置。他方式の踏切障害物検知装置と比較して、検知エリアを広くかつ柔軟に設定でき、より小さな物体を検知できるという特長がある。
高機能化版では、IHI独自のアルゴリズムを用いてソフトウェアを改良することで、さらなる安全性の向上とより正確な検知を可能にした。高齢者や電動車いすユーザーなど、交通弱者が踏切内部に取り残される事故の防止にこれまで以上に役立つ。
詳細は、ニュースリリース
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