三菱重工業は11月19日、世界の代表的なESG(環境・社会・ガバナンス)投資の指標である「Dow Jones Sustainability Index(DJSI)」における「Asia Pacific Index」の構成銘柄に今年も選定されたと発表した。三菱重工が選定されるのは2017年以来5年連続。ESG分野における三菱重工の取り組みと、各種レポートに代表される情報開示が評価されたものといえる。
DJSIは、1999年に米国S&P Dow Jones Indices社とスイスの投資顧問会社RobecoSAM社が開発した指標。長期的な株主価値に基づき、世界の上場企業を経済・環境・社会の3側面から総合的に分析し、持続可能性に優れた企業を選定するもの。2021年は、アジア・太平洋地域の主要企業約600社から三菱重工を含む153社(うち日本企業77社)が選ばれた。
DJSIへの選定に加えて三菱重工は、世界最大の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用しているESG指数である「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ」、「MSCI日本株女性活躍指数」ならびに「S&P/JPX カーボン・エフィシエント指数」の4つすべての構成銘柄にも選ばれている。
三菱重工は、持続可能な社会の実現を目指して、自社および顧客における環境負荷の低減、ダイバーシティの推進、企業統治と情報開示の強化など、環境・社会・ガバナンスの各側面においてさまざまな取り組みを積極的に進めている。10月には、新たに「マテリアリティ推進会議」と「サステナビリティ委員会」を設置し、国際社会や投資家などのさまざまなステークホルダーから企業に対して求められる経済・環境・社会の持続可能性に配慮したサステナビリティ経営体制を強化している。また、これらの活動を推進するために、グループ戦略推進室に「サステナビリティ推進室」を新設した。
三菱重工は、今後も絶え間ない変革と卓越した製品・技術を通じて、サステナブルな社会の実現と中長期的な企業価値の向上の両立を目指していく。
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