荏原、エリオットが米国ペンシルベニア州のクライオポンプ試験施設を竣工

 ㈱荏原製作所は11月12日、グループ会社 エリオットグループ(以下:エリオット)が、米国ペンシルベニア州ジャネットに建設したクライオポンプ試験施設の竣工式を10月22日に行ったと発表した。投資額は6,000万ドル(約66億円:英文リリース)。

 エリオットは、石油化学、精製など石油・ガス、液化ガスの分野で使用される、遠心コンプレッサ、軸流コンプレッサ、蒸気タービン、動力回収エキスパンダ、クライオポンプや極低温用液体エキスパンダの設計・製造およびサービス&サポートを提供している。エリオットのクライオポンプは、世界中のLNG、LPGなどのプラントで低温液化ガスを移送する役割を担っている。

 クライオポンプ・シリーズ製品(Cryodynamics(R))の新試験施設は、2019年12月に着工を開始した。同施設は、天候に左右されない屋内閉鎖型試験施設を含む6棟の建物で構成されている。試験施設は、2つのクライオポンプ用試験設備と極低温用液体エキスパンダ専用の試験設備およびエネルギー効率の良い冷却系システムを備えている。

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