・エネルギー消費量の削減
・ドライダストリサイクル率の向上
・環境に一層優しく
・保守作業の軽減
プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies、以下、PT社)とMostostal Zabrze Realizacje Przemyslowe(以下、MZRP)は、11月9日(ロンドン)、アルセロールミッタルポーランド(ArcelorMittal Poland S.A.)より、同社のシロンスク、ドンブローヴァグルニチャ(Dąbrowa Górnicza, Silesia Voivodeship)にある第2高炉向け排ガス処理プラントを受注したと発表した。
このプラントは、アルセロールミッタルポーランドが欧州地域開発基金の資金を活用して進めている研究開発プロジェクトの一環として、フルターンキー契約で建設するパイロットプラント。サイクロン式ダストセパレーターと湿式ガススクラバーを搭載し、保守作業とエネルギー消費量を削減するとともに、ドライダストのリサイクル率を上げ、環境に及ぼす影響を軽減します。現地での着工は2022 年の予定。
アルセロールミッタルは世界有数の鉄鋼鉱業会社であり、ポーランド南部に6つの製鉄所を持つ大手鉄鋼メーカー。同社の製品は、建設・輸送・鉱業用の形鋼・レール・建材や、自動車・家電用の鋼板製品など多岐にわたっている。ドンブローヴァグルニチャ製鉄所は、大型形鋼製造に特化している。
また、120m 長のレールを生産できる世界でも数少ない製鉄所の一つでもある。PT社が供給する主要コンポーネントのひとつは、Tri-ax サイクロン式ダストセパレーター。これは、リサイクルのために回収されるドライダストの量を増やし、処理される含水廃棄物の量を減らす。
また、プロセス全体のエネルギー効率を向上させ、稼働中の保守作業を軽減する。これにより、製鉄所の操業コストが削減され、より環境に配慮した事業運営が可能になる。建設はコンソーシアムパートナーであるMZRP が行い、試運転はPT社が行う。
ニュースリリース(英文)
ニュースリリース(和文)