タクマ 、熊本クリーンエナジーから2MW級バイオマス発電プラントを受注

 ㈱タクマは11月9日、㈱熊本クリーンエナジー(本社:熊本県宇土市)よりバイオマス発電所を受注したと発表した。

 同発電所は、主に熊本県内や近隣の山林から搬出される林地残材、間伐材等の未利用材などを燃料として1,990kWの発電を行う。2,000kW未満の未利用木質バイオマス発電は、林地残材を始めとする未利用バイオマスの活用や、林業振興、地域雇用など地域の活性化に貢献する事業として期待されている。2015年度にFIT制度で買取区分が設定されて以降、同社では8件目の受注となる。

 ㈱熊本クリーンエナジーは、有限会社熊本クリーンサービス(本社:熊本県宇土市)により設立されたバイオマス発電事業会社。有限会社熊本クリーンサービスは、総合解体業および廃棄物処理業の他、廃木材を収集し、バイオマス燃料や紙・ボード用原料としてチップ化するリサイクル事業を手掛けており、今回新たにバイオマス発電事業へ参入。同発電所については、国内外合わせて630基以上の豊富な納入実績を有し、多様な燃料に対応可能なタクマのプラントが高く評価、採用に至った。

 タクマは今後も、これまでに培ってきた豊富な実績と技術をもとに多種多様なバイオマスの特性に対応した高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献し、ESG課題(※1)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく。

(※1) タクマのESGへの取り組みについて:https://www.takuma.co.jp/esg/

<事業の概要>

発注者:株式会社熊本クリーンエナジー

建設場所:熊本県上益城郡甲佐町西寒野

発電規模:1,990kW ※「FIT」の活用により電気事業者へ販売される計画

使用燃料:木質チップ(未利用材等)

完成予定:2023年秋

 ニュースリリース