住友重機械 、坂出バイオマスパワー合同会社より75MW級バイオマス専焼発電設備を受注

 住友重機械工業は11月1日、四国電力、㈱安藤・間、東京ガス100%出資子会社のプロミネットパワー、イーレックス、新光電装、㈱坂出郵船組の6社が共同で設立した、「坂出バイオマスパワー合同会社」より、75MW級バイオマス専焼発電所(出力:約74,950kW、建設予定地:香川県坂出市)建設工事を土建工事含め、一括請負契約で受注したと発表した。住友重機械がEPC(設計・調達・建設)取りまとめを手掛けるもので、2025年6月の商用運転開始を予定している。

 今回採用されたのは、住友重機械グループが国内外で500缶以上(※1)の実績を持つ「循環流動層(CFB)ボイラ」で、木質ベレットを主燃料とし、再熱方式(※2)を採用した高効率なバイオマス専焼ボイラ。住友重機械の循環流動層(CFB)ボイラは、高効率バイオマス発電の分野では高いシェアを有しており、納入実績、および本件に対する住友重機械の提案が高く評価され、今回の採用に至ったもの。

 住友重機械工業は、今後も循環流動層ボイラ技術の優れた燃料多様性を追求し、資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献する高効率発電設備を提供することで、電力の安定供給と脱炭素社会の実現に貢献していく。

<設備の概要>

 ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ(再熱式)

 発電出力:約74,950kW

 燃料種別:木質ペレット

 運転開始予定:2025年6月

(※1)住友重機械工業グループ:住友重機械工業および子会社Sumitomo SHI FW(SFW)。実績は住友重機械グループのCFB技術供与先(ライセンシー)を含む。

(※2)再熱式:蒸気タービンにて膨張した蒸気を再度ボイラヘ送り、再加熱後に再び蒸気タービンへと送り込むことで高効率発電を可能とする技術。

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