建機用油圧フィルタで世界トップクラス、国内シェア70%を誇るフィルタ専門メーカー、ヤマシンフィルタ(本社:横浜市中区)は10月29日、佐賀県三養基郡上峰町に新事業所「佐賀事業所」を竣工したと発表した。
ヤマシンフィルタは、1975年に佐賀事業所を開設した。新事業所では、同社が特許を持つ超極細ナノファイバーである「YAMASHIN Nano Filter™」の5つの生産ラインを新設し、従来の事業所に比べ約6倍の生産能力向上を実現した。それにより「YAMASHIN Nano Filter™」を使ったヤマシンフィルタ新製品の生産の効率化が可能となる。
新事業所では新技術を積極的に導入し、ヤマシンフィルタグループのマザー工場として、同事業所で培われた技術を国内外の関連会社に展開する役割を担っていく。また、全ての部署を一棟に集約する社内クロス・ソーシングにより、業務効率の向上を実現した。
さらに、新事業所では持続可能な経済・社会生活の実現を目指すSDGsの観点から、新社屋へのソーラーパネルの設置(2022年5月予定)、再生エネルギーの活用、電力監視システムの導入によるピーク電力のモニタリングに取り組むとともに、イノベーションを生み出す人づくりへの取り組みを実施し、生産性の向上と地球環境の保全に貢献していく。
<新事業所の概要>
名称:ヤマシンフィルタ株式会社 佐賀事業所
建築面積:4,355.76㎡
延床面積:8,255.27㎡
生産品目:油圧フィルタ・ナノファイバー・ガラス繊維ろ材・PESメンブレン・ プロセスフィルタ・マスクといったヤマシンフィルタの全ての製品
稼働開始:2021年10月29日
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