ナブテスコ、風力発電機向け故障回避機能付き状態監視機器と診断サービスを販売開始

 ナブテスコは10 月 28 日 、風力発電機ヨー旋回部向け故障回避機能付き状態監視機器「CMFS(Condition Monitoring system with Fail-Safe)」 の販売とCMFSによる診断サービス業務を開始すると発表した。

 風力発電は有力な再生可能エネルギーとして国内外で導入が拡大しており、寒冷地で強風に さらされる丘陵地帯や洋上などの過酷な環境の場所にも設置されるようになってきた。風 力発電機の翼を風向きに合わせて最適に追従させるヨー旋回部は、発電時以外も常に外力を受 けるため、機器の早期疲労や破損を未然に防ぐことが課題となっている。

 ナブテスコ独自のモーションコントロール技術を結集したCMFSは、センサーを活用し、高応 答でヨー旋回駆動装置を制御することにより、風力発電機の故障回避や長寿命化を実現する。また診断サービスでは、リアルタイムで外力の分析データと異常発生履歴の見える化を通じて 異常時の警告通知や余寿命予測を可能にすることで、風力発電機の長期にわたる高い信頼性の 維持に貢献する。

 CMFSと診断サービスの販売は風力発電事業者と風力発電機メーカー向けに2022年1月より 開始の予定。

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