テクノクロス九州、鹿児島県霧島市の既存工場を増設

半導体製造装置・関連部品を製造

 ㈱テクノクロス九州(本社:鹿児島県霧島市)は、昨今の世界的な半導体不足の様相を受け、増加している顧客からの受注に応えるべく、鹿児島県霧島市の既存工場を増設する。10月4日、鹿児島県と立地協定を締結した。

 同社は、1986(昭和61)年8月の設立以降、半導体製造装置の開発・構想・設計・製造を事業の主体とし、精密冶具・金型製作・FA装置部品などエレクトロニクス関連部品の製造及び販売を行っている。取引先・仕入先・社員の家族との信頼関係の構築と感謝の心を持つことを第一に、着実にノウハウの蓄積と社員の人材育成に努めてきた結果、その高い品質が評価され、現在では、国内の大手メーカーをはじめとした多くの顧客から確かな信頼を得ている。

 今回の工場増設は、2000(平成12)年の国分上野原テクノパークへの立地、2006(平成18)年の社名変更等の変革を経て、2019(令和元)年には隼人工場(隼人町内)を開設し、半導体製造装置の組立等を手がけるなど、着実に事業拡大を行う中、昨今の世界的な半導体不足の様相を受け、増加している顧客からの受注に応えるべく、決定されたもの。

<工場増設の概要>

工場名:株式会社テクノクロス九州 加工・組立棟(仮称)

所在地:鹿児島県霧島市国分上野原テクノパーク6番31号(既存敷地内)

用地面積:4,000㎡

建物面積:918.4㎡(延床面積)

着工予定:2021年10月

操業予定:2023年6月

投資予定額:約3億4,800万円

新規雇用者数:13名

事業内容:半導体製造装置及び関連部品の製造等

生産計画:年額約12億円(初年度)

<株式会社テクノクロス九州の概要>

所在地:鹿児島県霧島市国分上野原テクノパーク6番31号

設立:1986年8月

代表者:代表取締役中尾敏美(なかおとしみ)

資本金:1,000万円

従業員数:60人(2021年8月時点)

事業内容:半導体製造装置の設計製造等

年商:11億3,000万円(2021年2月期)

 ニュースリリース(鹿児島県)