・月産能力を約15万台から約22万台に引き上げ
㈱ハーモニック・ドライブ・システムズ(本社:東京都品川区)は10月13日、中・長期的な精密減速装置の需要拡大を見据え、中期経営計画に従い 2019 年9月に竣工した有明工場(長野県安曇野市)の生産能力を増強するため、生産ラインの新たな設備投資を行うと発表した。
今回の設備投資は、産業用ロボット、半導体製造装置向けなどを中心に、既に需要が急速に拡大している産業機械用途及び車載用途の需要拡大に伴う波動歯車装置ハーモニックドライブの生産能力増強を図るもの。これにより顧客に対する安定供給力を高めるとともに、品質・納期・生産効率などの面で競争力の強化を図っていく。
具体的には、2022 年3月から8月にかけて総額約65億円を投じ、有明工場本棟内に少人化・自動化をコンセプトとした生産効率の高いラインを新設することにより、月産1万台の生産能力引上げを行う予定。これにより、有明工場と穂高工場(長野県安曇野市)における波動歯車装置ハーモニックドライブの総月産能力は、現在の約 15万台から約 22 万台となる見込み。
<設備投資概要>
有明工場所在地:長野県安曇野市穂高有明5103-1
敷地面積:51,600㎡
本棟延床面積:21,819㎡(2019年9月竣工)
投資内容:「ハーモニックドライブ」用製造設備
投資額:約65億円
スケジュール:2022年3月から8月にかけて順次搬入・設置予定
国内生産能力:(穂高工場と有明工場の合算ベース)
現在/2022年8月以降
:産業機械用 9万台/月→13万台/月
:車載用 6万台/月→9万台/月
:合計 15万台/月→22万台/月