ヤマザキマザック、3次元ファイバーレーザ加工機 「FG-220」販売開始

・鋼材加工の生産性向上・省エネ化を実現

 ヤマザキマザック(本社:愛知県大口町)は10月5日、ファイバーレーザ 発振器を採用した 3 次元レーザ加工機「FG-220」の販売を開始すると発表した。

 FG シリーズは、建設資材や産業機器などに使われる長尺鋼材の高精度・高効率加工を実現する 3 次元レーザ 加工機。3 次元ヘッド搭載により、鋼管(パイプ材)以外に H 形鋼・C 形鋼などの加工も可能であり、長尺鋼 材の加工分野における生産性向上に貢献している。

 昨今、製造業では CO2排出量削減に向けた取り組みが本格化しており、電力消費量が少なく地球環境に優しい 工場設備が求められている。このような中、同社は従来の CO2 レーザ発振器に代わり、電力消費量の少ない ファイバーレーザ発振器を搭載した「FG-220」を新たに開発した。

 「FG-220」は、ファイバーレーザ発振器の特長である高いエネルギー変換効率により消費電力を大幅に削減し ている。さらには材料へのレーザ光の吸収率向上により、高速加工を実現するとともにアルミ・真鍮・銅など高 反射材の容易な切断を可能としている。

 同社は、今後も製造現場における CO2削減に寄与する製品の開発に取り組み、低炭素社会の実現に貢献していく。

 ニュースリリース