クボタ、米国カリフォルニア州に新物流拠点を建設

・トラクタや建設機械等の在庫保管・出荷能力を向上、事業拡大を推進

 ㈱クボタは10月6日、米国販売子会社「クボタトラクターコーポレーション」(KTC)が、米国のカリフォルニア州に物流拠点を新たに建設し、現在のKTC西部支店を移転すると発表した。

 新拠点移転による、製品と補修部品の供給体制強化に加え、ディーラーが対応しているオプション装着や仕様変更等の作業の取り込みや、ディーラー向け研修施設を充実させることにより、ディーラーが販売に注力できる体制の構築やアフターサービスの質を向上させ、米国における更なる事業拡大を推進する。

 現在、クボタは好調が続く主力の小型農機市場に加えて、畑作用大型農機市場への参入や、建機市場におけるコンパクトトラックローダーやスキッドステアローダー等の製品ラインナップ強化により、米国での事業拡大を推進している。

 西海岸地域では、カリフォルニア州のKTC西部支店の倉庫からディーラーを介し、顧客に製品・部品を供給しているが、事業の拡大に伴い、製品の入出庫作業や在庫保管に必要なスペースの確保が、効率的な運営を行うための課題になっていた。

 今回、現在のKTC西部支店近郊に新たな物流拠点を建設し、各種作業や在庫の保管に必要なスペースを確保することにより、在庫・出荷能力を強化する。また、ディーラーが対応しているオプション品の装着や仕様変更等の作業の取り込みに加え、ディーラー向けの研修施設を拡張する。

 新物流拠点の建設により、製品と補修部品の供給体制を強化することに加え、ディーラーへのサポート体制を強化することで、ディーラーからお客様へのサービスを更に向上させ、事業拡大を推進していく。

<新物流拠点の概要>

名称:WDC(Western Distribution Center)

所在地:カリフォルニア州エルクグローブ市

面積:〈敷地〉18.1万m2、〈建屋〉5.9万m2

総投資額:約65億円

稼働開始:2022年6月予定

<KTCの概要>

会社名:クボタトラクターコーポレーション(Kubota Tractor Corporation )

設立:1972年9月28日

本社所在地:米国テキサス州グレイプバイン市

代表取締役社長:吉田 晴行

資本金:37百万USドル

事業内容:米国におけるトラクタ、汎用機械、小型建機、インプルメント、部品の販売

 ニュースリリース