コベルコ建機は、広島事業所(広島県広島市)での油圧ショベル生産台数が30 万台に達したことから、10月4日、広島事業所五日市工場で生産30万台達成記念式典を執り行ったと発表した。当日は新型コロナウイルス感染防止のため、出席者を限定し式典を開催した。
1983 年4 月に㈱神戸製鋼所※は当時の油谷重工へ資本参加し、広島に油圧ショベルの開発・生産拠点を置いた。その後の経営統合により両社の技術を融合させた統一モデルの開発が行われ、それが現在も機種名に採用されている初代SK シリーズとなる。
今回の30 万台は、この初代SK シリーズを起点とした旧祇園工場、沼田工場ならびに2012 年に稼働を開始した五日市工場で生産した建設機械の生産累計台数となる。現在は五日市工場において生産能力10,500 台/年体制で生産を行っており、2021 年9 月に生産台数が累計30 万台を達成した。
当日の式典で尾上社長は、「今回の累計30 万台生産達成は、挑戦と進化を繰り返しながら、時代のニーズに応える数々の製品を生み出してきた結果と考えています。『ユーザー現場主義』として我々の中に脈々と息づいている企業理念を次世代へ繋ぐとともに、“ALL”コベルコ建機で力を合わせ、更なる飛躍を目指しましょう。」と述べた。
※1999 年10 月に㈱神戸製鋼所の建設機械事業部門を分社し、現在のコベルコ建機株式会社となる。
<広島事業所(五日市工場)>
所在地:〒731-5161 広島県広島市佐伯区五日市港2 丁目2 番1 号
事業内容:油圧ショベルの製造
生産機種:7~85 トンクラスの油圧ショベルおよび環境リサイクル機械
生産能力:10,500 台/年
土地面積:敷地面積 約100,000 ㎡、建屋面積 約35,000 ㎡
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