・ビンテージ機から最新鋭機まで対応可能な人材を育成
DMG森精機は9月30日、全世界の修理復旧担当者の育成及び技能向上を目的に、伊賀事業所(三重県伊賀市御代201番地)内のDMG森精機アカデミーに新しく「修理復旧技能研修センタ」(画像は外観)を開設したと発表した。
工作機械は20年以上にわたって顧客に使ってもらう製品。製品が常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、最新の機械だけでなく、生産終了後も長年使用しているあらゆる年代の機械においても、全ての修理復旧担当者が対応できることが重要。さらに近年では、自動化システムの需要の増加など、工作機械だけでなくその周辺機器やデジタル技術についても学習し、修理復旧に対応できる高い技能を持った人材が求められている。このように、修理復旧担当者への要求がますます高まっていることから、従来からDMG森精機アカデミーで実施していた修理復旧技能の研修について、学習範囲をさらに広げて習得する施設を開設した。
修理復旧技能研修センタには、5軸・複合加工機など最新の機械をはじめ、 日立精機製を含む往年の機械、自動化システムのリニアパレットプールシステムLPP 、 MATRISを含む 40台以上の機械を設備している。これらの設備を用いた豊富なカリキュラム によって、全世界の修理復旧担当者が、5軸・複合化、自動化、デジタル化などに関する幅広い知識と技能を習得し、オールラウンドに対応できるスーパーサービスエンジニアを育成する。その結果、修理時間を短縮し機械の稼働率が上がることで 顧客の生産性向上に貢献する。
さらに、修理復旧技能研修センタでは、安全作業について学び、労働災害や作業事故を撲滅するために「安全道場 」を開いている。新入社員はもちろん、社員全員が受講し、安全に対する意識を高める場所となっている。また、顧客の工場まで自動車で向かう修理復旧担当者を中心に、安全運転の意識を高め、運転中の危険予知を養うために、自動車運転シミュレータを設備している。
全世界の修理復旧担当者が定期的に修理復旧技能研修センタを訪れる、修理復旧担当者の本山として、日々技能を磨くと同時に、担当者同士の交流を通して、情報の共有やスキル の伝承など、良好なコミュニケーションを促進していく。
詳細は、ニュースリリース
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