エンビプロ・ホールディングス(本社:静岡県富士宮市)は9月28日、連結子会社である㈱エコネコル(本社:静岡県富士宮市)が富士宮市内に約15億円を投じて新工場を建設すると発表した。
世界的な脱炭素社会に向けた動きの中で資源リサイクルの分野では、グリーンマテリアル(廃棄物や不要なものから低炭素プロセスにより取り出した地上資源由来の素材)の需要増加が見込まれている。また、諸外国の廃棄物輸入規制や企業のサーキュラーエコノミー推進の動きも相まって、国内での資源循環の必要性が高まっている。これらの外部環境を踏まえエコネコルでは、落じん灰(※1)、廃棄物破砕残渣(※2)及びミックスメタル(※3)を全国から広域で集荷し、独自のリサイクル技術で高品位な素材へリサイクルすることに取り組んでいる。
新工場においては、これまでに比べ生産性、安全性、環境面の全てを向上させた仕組みの構築により、上記の取り組みを拡大していく。加えて、今後の新拠点、他工場への水平展開に向けたモデルケースの確立を進めることも目的としている。
(※1)落じん灰:ストーカ炉の火格子上のごみや灰が火格子間の気孔穴から落下したもの
(※2)廃棄物破砕残渣:廃棄物等を破砕し主な金属等を回収して残った細かな混合物
(※3)ミックスメタル:廃棄物等を破砕し主に鉄を回収した後の非鉄金属等の混合物
<新工場の概要>
建設予定地:静岡県富士市前田758-1
敷地面積:13,259㎡
工場延床面積:6,040㎡
総投資予定金額:約15億円
資金調達方法:自己資金及び借入金
着工予定時期:2021年10月
竣工予定時期:2022年12月
画像:新工場の完成予想図
<株式会社エコネコル 会社概要>
所在地:静岡県富士宮市山宮3507番地の19
代表者:代表取締役社長 佐野 文勝
事業内容:産業廃棄物のリサイクル(鉄・非鉄金属・廃プラスチック・廃家電・廃OA事務機器・廃自動車 等)、プラント解体、自治体粗大ゴミ処理、リサイクル資源の輸出(金属スクラップ・古紙・廃プラスチック 等)
資本金:4億3,500万円
設立年月日:1978年7月 (創業1950年3月)
株主:株式会社エンビプロ・ホールディングス 100%
コメントを投稿するにはログインしてください。