メッツォ・オートテック、ラッペーンランタ「ろ過技術センター」に効率的なレーザー溶接ユニットを開設

 Metso Outotec Corporation(メッツォ・オートテック):2021年9月29日

 Metso Outotecは、フィンランドのLappeenranta(ラッペーンランタ)にある「ろ過技術センター」に、厳しい生産条件に合わせてカスタマイズされた新しいレーザー溶接ユニットを開設します。新しいレーザー溶接ユニットは、センターの製造能力を高め、より安全で環境に優しい方法でより高品質の溶接構造を製造できるようにします。投資額は約100万ユーロ(約1.1億円、110円換算)です。

 「効率的なレーザー溶接ユニットへの投資は、ろ過技術でも業界のリーダーになることに注力したいという私たちの願いの一例です。ラッペーンランタでは、要求の厳しい産業用途で使用されるいくつかのタイプのフィルターを製造しています。ラッペーンランタでは、長年にわたって体系的に機能を開発してきました。今日、2015年に開設した固液分離技術センターは、世界中のお客様にサービスを提供しています」と、Metso Outotecの鉱物事業の社長であるMarkku Teräsvasara(マルク・テラスヴァサラ)は述べています。

■ろ過技術のフロントランナー

 「ラッペーンランタに加えて、私たちはTurku(トゥルク)と中国の蘇州から世界中の顧客にろ過技術を提供しています。当社のろ過装置は、例えば、鉱業、化学、食品産業で使用されています。最終製品の高品質を確保するには、すべての製品に信頼性の高いろ過が必要です」と、Metso Outotecのろ過ビジネスライン担当副社長であるJussi Venäläinen(ユッシ・ヴェネライネン) は述べています。

 ラッペーンランタにあるMetso Outotecのろ過技術センターは、業界の革新の発展において重要な役割を果たしています。センターは製造に加えて、固液分離に焦点を当てた国際的にユニークな脱水技術センター(DTC)を運営しています。また、とりわけラッペーンランタ-ラッペーンランタ工科大学(LUT)とも継続的に協力しています。

 「私たちはろ過の専門知識の長い遺産を持っています-私たちの最初のフィルターは早くも1930年代にスウェーデンのSala(サーラ)で作られました。私たちのろ過技術の選択はこの分野で最大であり、それらのエネルギー、排出量、および水の効率は独自のリーグにあります。 ほとんどのろ過ソリューションは、Planet Positiveシリーズの製品の一部です。当社のフィルターは安全で使いやすく、メンテナンスが迅速であり、その高レベルの自動化により、継続的な最適化とリモートサポートが可能になります。また、ライフサイクルサービスを含む包括的なフィルターメンテナンスも提供しています」とJussi Venäläinen(ユッシ・ヴェネライネン)は述べています。

 Metso Outotecは、14,000以上のろ過テストを実施し、世界中のさまざまなアプリケーションに5,000以上のフィルターを提供してきました。 ほとんどのフィルターは、Metso Outotecの企業ブランドとともにLarox®製品名で販売されています。

 フィンランドでは、1977年にLarox Oyの下のラッペーンランタで工業用フィルターの生産が開始されました。2009年には、Outotec(Filters)Oyの下で継続され、Metso MineralsとOutotecの合併後、ろ過技術センターはMetso Outotecの一部になりました。 ラッペーンランタのサイトには約200人の従業員がいます。

 ニュースリリース

  *リリース内容から「ですます調」で表記しています。