太陽誘電、約180億円投じマレーシア子会社に新工場建設

・積層セラミックコンデンサの需要増に対応

 太陽誘電は9 月 21 日、マレーシアの子会社、TAIYO YUDEN (SARAWAK) SDN. BHD. (本社:サラワク州クチン市) 内に新工場を建設すると発表した。

 積層セラミックコンデンサは、電装化・電子制御化が進展する自動車、サーバーや基地局通信装置に代表される通信インフラ、5G スマートフォンなどの技術進化を受けて、今後も需要が拡大し続けていくと見込まれている。太陽誘電は、中期的な成長戦略に基づき、将来のさらなる 需要増に対応できる生産体制構築の一環として、TAIYO YUDEN (SARAWAK) に新工場を建設する。

 TAIYO YUDEN (SARAWAK) は、太陽誘電グループの積層セラミックコンデンサの海外生産拠点の一つ。今回の新工場建設は、太陽誘電グループ「中期経営計画 2025」の一翼を担う投資。新工場は、各種設備の効率化による省エネや建屋屋上への太陽光発電導入による創エネなどを通じて温室効果ガス低減に貢献し、環境にも配慮した最先端の工場になる。

 同社では今後もエレクトロニクス機器の進化を支える電子部品を開発するとともに、顧客へのタイムリーな供給を目指していく。

 画像:新工場完成予定図

< TAIYO YUDEN (SARAWAK) 新工場の概要>

延床面積 : 約68,900m²

建築面積 : 約36,500m²

着工 : 2021年9月

竣工 : 2023年3月

投資予定額 : 約 180 億円(建屋のみ)

<TAIYO YUDEN (SARAWAK) の概要>

商号:TAIYO YUDEN (SARAWAK) SDN. BHD.

本社:Lot 977, Block 12, Sama Jaya Free Industrial Zone 93450 Kuching, Sarawak,

Malaysia

代表:代表取締役社長 秋本 欣男

設立:1994 年12 月20 日

資本金:100 百万リンギット(2021 年3 月31 日現在)

事業内容:積層セラミックコンデンサの生産

敷地面積:約493,900 ㎡

従業員数:4,619 名(2021 年3 月31 日現在)

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