プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies、以下PT社)は9月23日、アルセロールミッタル南アフリカ(ArcelorMittal South Africa)より、同社クワズールナタール(KwaZulu Natal)州ニューキャッスル(Newcastle)製鉄所の高炉用鋳鉄ステーブを受注したと発表した。
このステーブは、ボルトの脱落を防いで、冷却管への過度の負担がひき起こす管破損や炉内への冷却水漏れを予防する実績ある固定システムや、熱によるステーブコーナーの変形を抑え、ステーブの早期破損を防ぐ当社特許の曲げ変形抑制技術等、重要な機能を備えている。これらの機能が高炉の耐用期間を通じての安定した生産計画を可能にする。ステーブは2021 年内に現地に納入され、2022 年の第2 四半期に据付けられる予定。
南アフリカ、クワズールナタール州北部に位置するニューキャッスル製鉄所は、同国随一の形鋼メーカー。高炉1基を有し、年間生産量は180 万トンで、生産する形鋼の素材は、低炭素鋼、中炭素鋼、低炭素リムド鋼代用品、硫黄快削鋼、調質鋼、高炭素線材、低合金、中合金、高合金。PT社は以前に、アルセロールミッタル南アフリカ、バンダービールパーク(Vanderbijlpark)製鉄所に銅ステーブを納入している。
PT社は、鋳鉄ステーブ5 列分(耐火性インサート他付帯品を含む)の設計と供給を行う。ステーブの据付はアルセロールミッタル南アフリカが行う。