・圧延機の剛性を向上
・より安定した品質・納期の製品供給体制の強化に貢献
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は9月16日、㈱神戸製鋼所が実施を決定した加古川製鉄所厚板工場の仕上圧延機更新工事において、仕上圧延機本体を受注したと発表した。工事の時期は2023 年度下期の予定。工事は、神戸製鋼所が 1972 年に稼働した厚板工場の仕上圧延機の老 朽化対策と同時に品質向上、安定供給体制の強化を図るために実施するもので、プライメタルズテクノリジーズは仕上圧延機本体とその付帯設備を供給する他、技術員を派遣して据付工事・試運転を支援する。
神戸製鋼所は、グループの統一ブランドである「KOBELCO」の下で、世界的に事業展開しているグローバル企業。自動車や家電製品、船舶、ビル、橋梁ケーブルなどに使われる鉄鋼を中心とする高付 加価値鉄鋼製品を国内外に送り出している。鉄鋼以外にもアルミ、チタン、銅などの金属素材、圧縮 機、等方圧加圧装置などの産業機械、建設機械、エンジニアリング事業など幅広い事業分野を手掛けて いる。
今回採用された仕上圧延機は、高機能厚鋼鈑の開発・製造技術の強化を進めたい神戸製鋼所のニ ーズに応え、プライメタルズ テクノロジーズの国内・海外における豊富な厚板圧延機の納入実績に裏打ちされた高い技術力により、 既設の仕上圧延機からの大幅な剛性の向上を実現するもの。対応する製品鋼鈑寸法は板厚 4.5mm~ 360mm、板幅 1,000mm~4,500mm 。これにより、神戸製鋼所は、安定した品質・納期の製品供給 体制の強化はもとより、高機能鋼板、製造技術の開発を進めて行く事が可能となる。
■プライメタルズ テクノロジーズについて
プライメタルズ テクノロジーズ (Primetals Technologies, Limited)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダー。同社は電機、オートメーション、デジタ ライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる 分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションを届ける。同社は三菱重工およびパートナーの出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約 7,000 人。
コメントを投稿するにはログインしてください。