・新製品 粉末交換作業やメンテナンスなど”非稼働”時間を大幅に削減
・生産性の鍵となる”稼働率”アップに貢献する 長時間高速安定造形対応”金属3Dプリンタ“
㈱ソディックは9月16日、多様化する金属3Dプリンタの要求に対応するため、長時間高速安定造形に対応した新製品”金属3Dプリンタ”「LPM325S」を開発し、2021年10月より受注を開始すると発表した。標準価格(税抜き)は6,000万円~。年間12台の生産を目標にしている。
LPM325Sは、金属粉末の溶融凝固による3D造形と、造形物への基準面加工を1台の機械で行う金属3Dプリンタで、「粉末交換作業やメンテナンスなどによる”非稼働”時間を大幅に削減し、現場の生産性の鍵となる”稼働率”アップに貢献する」ことをコンセプトに開発した。
金属3Dプリンタ造形品市場は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のレポートによると2030年には2兆円規模の拡大が予測されるなど、今後の製造業において極めて大きな位置づけを担う分野として注目されている。一方で、比較的新しい加工方法である金属3Dプリンタは従来の工作機械に比べ、「運用自体が難しい」、「構造が繊細で複雑なためトラブル発生要因があり、頻繁なメンテナンスが必要」といった課題もある。これらに起因する”非稼働”時間が、現場の生産性や機械の償却費、ひいては製造原価に大きく影響する。
この課題に対し、新製品LPM325Sは、造形精度・造形速度といった従来から求められてきた要件の性能向上はもとより、製造現場において極めて重要となる「運用性の向上」「メンテナンス頻度の削減」「トラブル発生の未然防止と低減」に取り組み、大幅な機能強化を図ることで、さらなる長時間高速安定造形への対応を実現する。
画像・上:「LPM325S」の外観
画像・下:金属造形加工サンプル(金属粉末:AlSi10Mg)
詳細は、ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。
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