荏原環境プラント、「湖西市環境センター 基幹的設備改良工事及び長期包括運営委託事業」を受注

 荏原環境プラント(本社:東京都大田区)は9月14日、同社が出資する㈱こさいEサービス(特別目的会社)が、静岡県湖西市より「湖西市環境センター 基幹的設備改良工事及び長期包括運営委託事業」を受注したと発表した。

 同事業は、PFI事業(※)として業界では先駆けとなるRO(Rehabilitate:改修 Operate:運営)方式が採用され、施設の設計・施工及び運営だけでなく、部分的な資金調達に係る業務を一括して実施するもの。

 長年培った技術力とノウハウを基に施設の大規模改修を行い、10年以上休止していた焼却施設を再稼働させるとともに、エネルギー有効利用策として新たに廃熱を利用した発電設備を設けることで、施設内の消費電力量を削減する。環境負荷軽減に配慮しつつ、地域から排出されるごみを安定的に処理することにより、住民の方々から信頼される事業運営を実現し、持続可能な地域社会の構築に貢献していく。

 荏原環境鵜プラントは、事業活動を通じて地域最適化された資源循環ソリューションを提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するとともに、企業としても成長していくことを目標としている。

<事業概要>

事業名称:湖西市環境センター 基幹的設備改良工事及び長期包括運営委託事業

発注者:湖西市長 影山 剛士

施設規模:焼却施設 102t/日(51t/日×2炉、流動床式焼却炉)

     リサイクルプラザ 30t/5h

余熱利用:発電、場外余熱利用施設への熱供給

事業期間:

 工事期間 

  焼却施設 2021年3月~2024年1月

  リサイクルプラザ 2021年3月~2024年3月

運営期間:

  焼却施設 2024年2月~2044年3月(20 年2ヵ月間)

  リサイクルプラザ 2021年4月~2044年3月(23 年間)

 ※PFI事業:Private Finance Initiative 公共施設等の設計・建設・維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行う手法の一つ。

 ニュースリリース