・メンテナンスフリーのAGMバッテリー搭載
古河機械金属グループの中核事業会社である古河ユニック(東京都千代田区)は9月13日、メンテナンスフリーのAGMバッテリー※1を新たに搭載した完全電動仕様ミニ・クローラクレーン「URW295CB3RA」を開発、販売を開始すると発表した。
同製品は「ゼロ・エミッションクレーン」をコンセプトに、排出ガス規制がある地下や屋内のほか、外部電源の取得が困難な現場などに自走してクレーン作業を可能にする、バッテリー式のミニ・クローラクレーンの新型モデル。バッテリーにはAGMバッテリーを採用した。従来モデルの液式鉛バッテリーは、バッテリー液が充電時の水分解と自然蒸発により減少するため、定期的に点検しバッテリー液の補水が必要だったが、AGMバッテリーを搭載したことで、バッテリー液の補水が不要となりメンテナンス性が大幅に向上し、かつ液漏れの心配がなく取り扱いが容易になった。また、従来モデルに比べて充電時間を大幅に短縮しただけでなく、顧客からの要望が多かった充電中のクレーン作業を可能にした。
そのほか、新機能として作業現場における設備との衝突防止に役立つ「作業範囲制限装置」や、クレーンの格納操作がワンスイッチ操作で可能になる「ブーム全自動格納機能」など、“安全性と操作性”の向上を図っている。
古河ユニックは、顧客のニーズに応える製品の開発・提供のみならず、カーボンニュートラルの実現に向けた製品の開発・提供により一層注力していく。
※1 AGMバッテリー:AGMはAbsorbent glass mat(吸着ガラスマット型)の略で、電解液をスポンジ状のガラスマットに浸み込ませたバッテリー。
▼本体標準価格:1,082万円~(税別)(過負荷防止機能の種類により異なる)
▼販売目標:年間40台
詳細は、ニュースリリース
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