㈱タダノは9月10日、クレーンの自動操作シミュレーターを使った初のAIアルゴリズムコンペ「クレーン旋回操作最適化チャレンジ」を開催すると発表した。微妙な操作が大きなズレを生じリスクが伴う建設用クレーン操作の世界に「自動化」という大きな一歩を進める、業界初の取り組み。
建設業界は、高齢化に伴う熟練技能者の退職と新規入職者の減少により、働き手不足の深刻化などの問題を抱えており、操作者の無人化や自動化に関する技術開発が求められてきた。特にクレーンの旋回動作は早く、クレーンの動きや荷物の重さ・位置等を考慮しながら操作する必要があるため、熟練した技術が求められる。
今回のコンペティションでは、タダノが提供するシミュレーター上で自動化アルゴリズムを開発してもらい、クレーン動作の精度と速度を主に総合的な順位を争う。
<募集要項>
課題:クレーンシミュレータを実行するモーションコントロールAIを開発し、任意の旋回操作を実行する場合における荷物搬送の「速度」「精度」「安全性」を競う。
日程:
コンペティション開始:2021年 9月13日
コンペティション終了:2021年11月30日
表彰式 (オンライン) :2022年 1月下旬
(※) 表彰式の参加にはコンペティションの参加規約同意が必要となる。
賞金
1位 : 200万円
2位 : 100万円 3位 : 50万円 4位 : 30万円 5位 : 20万円
運営:株式会社SIGNATE
応募先詳細:https://signate.jp/competitions/428