日本鍛圧機械工業会が9月8日に発表した2021年8月度の鍛圧機械受注総合計は、236.0億円と、前年同月比で47.0%増となり、2021年初頭より8ヶ月連続プラスであった。プレス系、板金系ともに国内外において好調を維持。全世界的にもコロナ禍による経済の不透明感は続づくものの、中国・北米を中心に全般的に回復傾向けが顕著となってきている。
機種別によると、プレス系機械は91.0億円と、前年同月比で48.3%増となり、大型プレスが約5倍増。小型プレス55.9%増、中型プレスも47.2%増。油圧プレスが約4倍増となったが、超大型プレスとフォーミングのみマイナスであった。板金系機械は81.6億円と前年同月比82.5%増となり。パンチングが約2.2倍増、レーザ・プラズマが約2.7倍増で、プレスブレーキも18.4%増となった。
国内は108.5億円、前年同月比45.2%増。鉄鋼・非鉄が約3.8倍、金属が21.7%増、一般機械が約2.3倍増、電気も78.5%増となったが、自動車のみ16.5%減であった。
輸出は64.1億円、前年同月比で約2倍増となり、北米向けが約2.9倍。中国向けも46.7%増で、東南アジアも約3.5倍増と回復の兆しがみえてきた模様。