アクリル・樹脂・プラスチック加工の㈱ミヤザキ(本社:埼玉県日高市)は、受注増に対応するため、宮崎県小林市の既存工場内に第7工場を建設する。操業開始は2022年3月の予定で、半導体の製造機器向けの部品などを生産する。2025年度までに70人の新規採用を見込んでいる。8月24日、宮崎県が発表した。
同社の事業である樹脂精密加工品は、半導体装置、医療機器、ロボット、航空機器等に使用され、最近その需要が急激に拡大している。特に半導体市場は、高速通信規格(5G)の整備が本格化し始め、車載用半導体の急激な需要と重なり、世界的な半導体不足となっている。
現在、取引先である半導体製造装置メーカーより国内のサプライチェーン強化の為の精密樹脂部品部門での供給体制強化を求められ、昨年の第6工場新設に続き、更なる生産拡大に踏み切ることとした。
また同社では、5年後までに、既存工場を含め小林(西諸地区)での雇用200名を計画しており、樹脂加工業界日本一と株式上場を視野に入れている。
<進出計画概要>
企業名:株式会社ミヤザキ 九州第7工場
工場設置場所:宮崎県小林市大字細野2683
工場場敷地面積: 3,168.68㎡
工場建物面積:1,499.56㎡
設備投資額:2021度 12億円
従業員数:2025年度に70人
事業内容:合成樹脂加工製品(特注品)の製造
生産計画:2021年度 30億円、2025年 50億円
着工:2021年8月 24日
完成:2022年12月
操業開始:2023年2月