・水素ステーション内で製造した水電解水素の供給は商用で国内初
㈱神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は8月25日、トキコシステムソリューションズ(本社:神奈川県川崎市)を通じてENEOSの「横浜旭水素ステーション」に水電解式水素発生装置「HHOG」を納入したと発表した。
納入したHHOGは、ステーション内に設置した太陽光パネルで発電した電気と系統から受電した再エネ電力(ENEOS CO2フリー電力メニュー※)を利用してCO2フリー水素を製造する。また水素ステーション内に設置した水電解装置で製造したCO2フリー水素の供給は商用では国内初となる。
神鋼環境ソリューションは、1993年にHHOGを開発・商品化し、これまで電子産業、金属熱処理の工業ガス用途や水素エネルギー用途に約200基の納入実績を有している。近年、2050年カーボンニュートラルに関連して、再生可能エネルギーを利用して水電解で製造されるCO2フリー水素が注目されており、神鋼環境ソリューションのHHOGへの期待も大きくなっている。
神鋼環境ソリューションは、「今を越える発想で、健やかな環境と暮らしを次世代へ」をミッションとする中で今後もこれまで培ってきた技術力、実績を駆使し、次世代エネルギーとして期待される水素を利活用した取組みを積極的に進め、脱炭素社会の実現に貢献できるよう邁進していく。
※ENEOS株式会社グループ会社のバイオマス発電所由来の再エネ電気(FIT電気+トラッキング付き非化石証書)を活用
<納入設備概要>
名称:水電解式高純度水素発生装置(HHOG)固体高分子電解質膜を利用して、純水を電気分解する方式(PEM式)
型式:SH30D-GⅡ(屋外仕様)
能力:水素供給量 30Nm3/h 水素供給圧力 0.82MPa 水素純度 99.999% 水素露点 -70℃(大気圧下)
寸法:2200mm W ×6500mm L ×2500mm H
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