東洋エンジニアリング(TOYO)は8月11日、㈱プライムポリマーが市原工場で計画するポリプロピレン製造設備の建設プロジェクトを受注したと発表した。
同プロジェクトは、製品や部品の軽量化、薄肉化など幅広いニーズへ対応可能な高機能プラスチック素材の生産に加え、設備のビルド&スクラップによる生産体制の再構築によって温室効果ガス削減を実現するために、ポリプロピレン製造設備を新設するもの。
世界的にサステナビリティ貢献への要請が強まるなか、TOYOの豊富な化学プラントの建設実績、大規模EPC遂行力に加えて、数年間にわたって顧客の事業性検討に積極的に関わり、安全・コスト・品質・工期・環境に関する多岐にわたる提案が評価されたことが、受注につながったものと受け止めている。TOYOは、マテリアリティに掲げた「環境調和型社会を目指す」ことを通じて、エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献していく。
<受注概要>
客先:株式会社プライムポリマー(三井化学株式会社と出光興産株式会社の合弁会社)
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:プライムポリマー市原工場敷地内(千葉県市原市)
対象設備:ポリプロピレン製造設備(20万トン/年)
役務内容:設計、機器資材調達、建設工事の一括請負
完成予定:2024年