韓国の建設機械メーカー、現代建設機械(Hyundai Construction Equipment、本社:京畿道城南市)は8月6日、2021年第2四半期(4~6月)の業績を発表した。(1ウォンは約0.1円)
売上高は前年同期比42.5%増の952.6(十億)ウォン、営業利益は同68.3%増の70.7(十億)ウォンとなり、売上高営業利益率は7.4%となった。新興国の好調と先進国の需要が回復し、中国を除く全地域で売上高と営業利益が増加した。
事業別売上高では、建設機械(CE)は新興及び国内市場の成長と先進市場の回復により、売上高は前年同期比46.3%増の239(十億)ウォンとなった。フォークリフト(FL)は、北米及び新興国市場での需要の伸びにより、売上高は同26.5%増の26(十億)ウォンとなった。
地域別売上によると、新興国は、商品需要の伸びにより売上高は増加。インドは、Covid-19の封鎖により、2020年の封鎖に比べて深刻度は低いものの、一時的に需要が減少した。中国は、インフラへの政府投資の減速により需要が減少した。先進国は、予防接種の加速による市場回復への期待により売上高は増加した。国内は、好調な市況により売上高が増加した。
■市場動向と見通し
2021年下半期は中国での市場調整にもかかわらず、新興国での好調な販売と先進国での需要回復の加速が見込まれる。
<中国>
・政府によるインフラプロジェクトは2021年下半期に再開される予定であり、20年の需要も前年比15%減少した。
・市場の減速に対応するディーラーの金融ソルベンシー政策の積極的な実施。
<インド>
・市場成長よりも売上高が高いことにより、17.7%の市場シェア(業界で2番目)。
・2021年下半期の需要回復により、第2四半期のCovid-19の封鎖でも22,000台の市場需要が見込まれる(2019年以上) 。
<新興国>
・原材料価格の上昇と景気回復への期待により、5月までに需要は前年比67%増加した。
・2020年第4四半期から受注が増加(2021年上半期の受注は前年同期比150%増)。
<先進国>
・2021年3月以降、需要は本格的に回復。新モデル(Aシリーズ)の好調な販売による売上・利益の改善。
IRページ(現代建設機械の2021年第2四半期レポート)
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