鍛圧機械、21年7月受注は85.2%増の342.7億円、7ヶ月連続プラス

 日本鍛圧機械工業会が8月6日に発表した2021年7月度の鍛圧機械受注総合計は342.7億円と、前年同月比で85.2%増となり、2021年初頭より7ヶ月連続プラスであった。プレス系、板金系ともに国内外において好調を維持。全世界的にもコロナ禍による経済の不透明感は続づくものの、中国・北米を中心に全般的に回復傾向が顕著となってきている。

 機種別によると、プレス系機械は183.6億円と、前年同月比で3.4倍増となり、特に超大型・大型プレス合わせて約14倍と大幅に増加。小型プレスが約2倍増、中型プレス29.3%増、フォーミングも37.2%増となった。板金系機械も89.5億円と前年同月比23.8%増となり、パンチングが63.3%増、プレスブレーキも20.4%増となったが、レーザ・プラズマのみ1.7%減となった。

 国内は112.2億円、前年同月比22.2%増。金属が86.1%増、自動車も60.1%増、電気も26.4%増となったが、鉄鋼・非鉄金属、一般機械がマイナスとなった。

 輸出は160.8億円、前年同月比で4.7倍増となり、北米向は超大型・大型プレスが大幅に伸びて約11倍。中国向けも約5倍増で、全地域において前年比増であった。

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