ジョンディア、Bear Flag Robotics を約275億円で買収、農場で自律技術を加速

 Deere&Company (ディア社):2021年8月5日

・John Deere(ジョンディア)は、シリコンバレーを拠点とする農業技術の新興企業であるBear Flag Robotics(ベアフラッグ・ロボティクス)を買収しました。

・Bear Flagの技術は、機械が自律的に現場で働くことを可能にします。

・Bear Flagのテクノロジーは、Deere独自のテクノロジーイニシアチブと目標を補完し、自律性を含む高度なテクノロジーを通じて、農家が可能な限り最高の結果を達成し、意味のある課題を解決できるよう支援します。

 イリノイ州モリーン(2021年8月5日)— Deere&Companyは、Bear Flag Roboticsを2億5,000万米ドル(約275億円、110円換算)で買収するという最終合意に署名しました。2017年に設立されたシリコンバレーを拠点とするスタートアップは、既存のマシンと互換性のある自動運転技術を開発しています。この契約により、ファームでの自動化と自律性の開発と提供が加速され、個々の顧客のニーズをサポートする高度なテクノロジーを備えたよりスマートなマシンを作成するというJohn Deereの長期戦略がサポートされます。

 John Deereの最高技術責任者であるJahmy Hindman(Deereミー・ハインドマン)は、次のように述べています。

 「Bear Flagの有能な農業専門家、エンジニア、技術者のチームは、高度な技術ソリューションを市場に提供する確かな能力を備えています。その専門知識と経験をDeereの自律性に関する専門知識と組み合わせることで、世界クラスのディーラーチャネルとともに、成長する世界に食料を供給するという大きな課題に対処するソリューションの提供が加速されます。」

 Deereは、同社のStartup Collaboratorプログラムの一環として、2019年にBear Flagとの協力を開始しました。これは、Deereの顧客に付加価値をもたらす可能性のあるテクノロジーを持つスタートアップ企業との協力を強化することに焦点を当てたイニシアチブです。それ以来、Bear Flagは、米国内の限られた数の農場に自律型ソリューションを導入することに成功しています。

 Bear Flag Roboticsの共同創設者兼CEOのIgino Cafiero(イギノ・カフィエロ)は次のように述べています。

 「農家が今日直面している最大の課題の1つは、農業の成果に影響を与える時間に敏感な作業を実行するための熟練労働者の利用可能性です。自律性は、その課題に正面から取り組むための安全で生産的な代替手段を提供します。機械の自動化を通じて世界の食糧生産を増やし、食糧を育てるコストを削減するというBear Flagの使命は、Deereの使命と一致しており、より多くの農場に自律性をもたらすためにDeereチームに加わることに興奮しています。」

 Bear Flagチームは、自律性、センサーフュージョン、ビジョン、データ、ソフトウェア、ハードウェアに焦点を当てた農業の専門家、エンジニア、技術者で構成されています。彼らはシリコンバレーに留まり、Deereと緊密に協力して、世界中の顧客の革新と自律性を加速させます。

 Deereの自動化と自律性のディレクターであるDan Leibfried(ダン・ライブフリード)は次のように述べています。

 「DeereとBear Flagは、テクノロジーとミッションの両方の観点から非常に補完的です。私たちは、自律性などの高度な技術を通じて農家が可能な限り最高の結果を達成できるよう支援するという究極の目標とともに、さらに緊密に協力することを楽しみにしています。」

 Deere&Company(www.JohnDeere.com)は、農業と建設に革命をもたらす仕事をしている顧客に高度な製品、技術、サービスを提供する世界的リーダーです。食料、燃料、避難所、インフラの必要性が高まっています。

 Bear Flag Roboticswww.BearFlagRobotics.com)の使命は、機械の自動化によって食料を栽培するコストを削減しながら、世界の食料生産を増やすことです。同社は農業用トラクターの自律技術を開発し、農場の安全性、信頼性、収益性を向上させています。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。