㈱神戸製鋼所が8月5日に発表した2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は、前年同期比25.3%増の935億円、経常利益は、前年同期の8億円から29億円増益の37億円となった。
第1四半期における、油圧ショベルの販売台数は、コロナ影響からの需要回復、およびインフラ投資の拡大により、中国、東南アジアを中心に増加した。クローラクレーンの販売台数は、エンジン認証問題の影響を受けた北米を中心に減少した。損益は販売台数の増加により増加したが、活動水準の回復に伴う開発費・経費等によりコストが増加した。
2021年度については、油圧ショベル販売台数は増加する見通し。中国は需要増加の一方、競合激化により販売は減少したが、東南アジア・欧州を中心に需要が回復した。クローラクレーンの販売台数は前回並みとしている。
2021年度の売上高は前回予想の3,600億円を3,900億円(前年度:3,331億円)に、経常利益は前回予想の70億円から80億円(前年度:127億円)に上方修正した。
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