三菱重工業が8月2日に発表した2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)連結業績によると、受注高は、前年同期を607億円(8.8%増)上回る7,504億 円となり、売上収益は、前年同期を737億円(9.5%増)上回る8,517億円となった。
停滞していた商談・⼯事の再開・進捗等により、受注、売上収益、事業利益が改善した。特に、プラント・インフラと物流・冷熱・ドライブシステムは顕著な増収・増益傾向。増収基調の事業においても、固定費削減・抑制は継続している。
受注⾼は、コロナ前(2019年度第1四半期:7,502億円)の⽔準まで回復。プラント・インフラ(製鉄機械等)及び中量産品事業で市況が順調に回復したエナジー、防衛・宇宙は、昨年度に⼤型案件の受注があったことによる反動減だった。
売上収益、利益は、前年同期⽐増収・増益。エナジーやプラント・インフラの受注品事業で⼯事が進捗したこと、及び中量産品事業の市況回復により増収となった。事業利益は、4セグメント全て⿊字となった。
■2022年3月期(2021年度)の業績見通しは変更せず
2021年度の業績は、売上収益3兆7,500億円(前年度比1.4%増)、事業利益1,500億円(177.4%増)、税引前利益1,300億円(163.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益900億円(121.5%増)の見通しを据え置いている。
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