・欧米中心にグローバル市場回復で全社業績を上方修正
㈱豊田自動織機が7月30日に発表した2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)連結業績によると、産業車両部門は、主力のフォークリフトトラックが欧州などで増加したことにより、売上高は前年同期比32.2%増の4,172億円(前年同期:3,157億円)、営業利益は約2.6倍の449億円(171億円)となった。
また、販売台数は前年同期比14.8%増の70,000台(前年同期:61,000台)となった。内訳は、日本が11,000台(12,000台)、北米18,000台(18,000台)、欧州24,000台(18,000台)、その他17,000台(13,000台)。
2022年3月期(2021年度)の予想は前年度比23.6%増の309,000台(前年度:250,000台)と上方修正した。内訳は、日本49,000台(45,000台)、北米89,000台(80,000台)、欧州103,000台(77,000台)、その他68,000台(48,000台)。
同社では、欧米を中心としたグローバルでの市場回復が当初想定を上回ることや、eコマース市場の拡大と物流自動化の進展も追い風となることから、2022年3月期の全社連結業績見通しを下記のとおり上方修正した。
売上高は前回予想の2兆3,000億円から3,000億円増加の2兆6,000億円(前期比22.7%増)、営業利益1,500億円(同26.9%増)、税引前利益は前回予想比100億円増加の2,250億円(同22.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は前回予想比50億円増加の1,650億円(同20.7%増)。
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