住友重機械、約50億円投じて建設した射出成形機の新工場が竣工

 住友重機械工業は7月28日、千葉製造所内に射出成形機の新工場を7月27日に竣工したと発表した。

 千葉製造所では、主に射出成形機と油圧ショベルを製造している。射出成形機については、ドイツなどにも生産拠点を有し、千葉がグローバルに製品を供給するプラスチック機械事業におけるマザー工場としての役割を果たしている。新工場では需要の変動が大きい同事業への対応のため、生産能力の向上に加え、省人化・自動化を向上させた。

 また、新工場建設にあわせて既存の工場のリレイアウトも実施し、全体として物流効率の改善も図っていく予定。

<新工場の概要>

所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番1号(千葉製造所内)

投資総額:約50億円

生産能力:国内の既存設備と合わせて1.5倍(海外拠点除く)

生産台数:国内の既存設備と合わせて6,000台/年(海外拠点除く)

建築面積:約3,300㎡

延床面積:約7,600㎡

■射出成形機:溶かしたプラスチックを金型に流し込み成形することで、さまざまな製品を作る装置。住友重機械工業の装置は精密かつハイサイクルな成形を得意とする、精密な成形が要求されるスマートフォン関連を中心とした電気・電子関連市場で強みがあるほか、食品容器のような薄肉品まで、難しい形状を素早く、そして効率的に成形する。

■住友重機械工業㈱プラスチック機械事業部ウェブサイト:

 https://www.shi.co.jp/plastics/index.html

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