・受注は56.5%増、生産は32,7%増
日本ロボット工業会がまとめた2021年4~6月期(会員ベース)は、受注額が対前年同期比56.5%の増加、生産額が32.7%の増加と、それぞれ前年同期を大きく上回り、四半期として過去最高 となった。
出荷実績 をみると、国内向けは自動車製造業向け中心に依然勢いは弱いものの、一部業種、用途で下げ止まり傾向を示し、需要回復が遅れる国内向けに一定の期待を持たせる結果となった。輸出は、引き続き中国向け中心にアジア向けで好調、欧米向けも回復基調となった。出荷額における輸出比率は8割を超えた。実装用は 昨年からの大幅な需要増が主要国向け全体で継続しており、溶接用も地域差あるものの、大幅に増加した。
一部過熱感が懸念され、世界的な 新型コロナウイルス感染症 の影響や地政学的リスクなど、先行きに依然不透明さが漂うものの、中国向けが需要を強く牽引する構図が継続して いる。
詳細は、ロボット統計2021年4-6月リリース(PDF)、ロボット統計2021年4-6月データ(PDF)
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