Valmet（バルメット）：2021年7月15日
Valmetは、中国の重慶にあるLee＆Man Paper Manufacturing Ltd（理文造紙有限公司）に半化学パルプ（SCP）ラインを供給します。Valmetによる技術の提供は2022年に開始され、稼働は2023年に計画されています。
この注文は、2021年第2四半期に受け取ったValmetの注文に含まれています。注文の金額は開示されません。ただし、このサイズと範囲のプロジェクトは、通常、約1,000万〜2,000万ユーロ（13～26億円､130円換算）の価値があります。
「Valmetとの協力関係は良好であり、パートナーシップとValmetのテクノロジーが私たちの開発をサポートすると確信しています」と、リー＆マンのCEOであるEdmond Lee（エドモンド・リー）は述べています。
「Lee＆ManとValmetは、長年にわたって多くの紙およびティッシュマシンが納入された結果、良好な関係を築いてきました。重慶の工場に新しい半化学パルプラインを納入するというリー＆マンの信頼も得られたことを嬉しく思います。新しい半化学パルプラインは、包装グレードの生産のためのバージン繊維パルプに対するリー＆マンのニーズを満たします」と、中国Valmetのキャピタルセールス担当バイスプレジデントであるFan Ze（ファンゼ）は述べています。
■Valmetの配達に関する詳細
この納入には、半化学パルプ製造の最新技術が含まれており、Lee＆Manに優れた資源効率を提供します。この技術は、木材とエネルギーの消費量を抑えてパルプの特性を最適化する可能性を提供します。納品には、Valmetの連続調理、スクリーニング、精製、洗浄技術が含まれます。
■顧客について
1994年に設立されたLee＆Man Paper Manufacturing Ltdは、小さな会社から世界をリードする製紙・パルプメーカーに成長しました。当グループは、さまざまな工業用包装目的に使用されるさまざまなグレードのライナーボードおよびさまざまな仕様の波形媒体を製造しています。
グループは現在、中国に5つの製紙工場と1つのパルプ工場を持ち、年間生産能力は738万5千トンを超えています（うち、梱包紙の生産能力は約648万トン、パルプの生産能力は約18万トン、ティッシュペーパーの生産能力は約90万トン）。近年、Lee＆Manはベトナム、マレーシア、その他の東南アジア諸国にも生産拠点を設立しました。
■Valmetについて
Valmetは、パルプ、製紙、エネルギー業界向けのプロセステクノロジー、自動化、サービスの世界的な開発者およびサプライヤーです。私たちは、お客様にサービスを提供する上でグローバルチャンピオンになることを目指しています。
Valmetの強力な技術製品には、パルプ工場、ティッシュ、ボード、紙の生産ライン、およびバイオエネルギー生産用の発電所が含まれます。当社の高度なサービスと自動化ソリューションは、お客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、原材料とエネルギーの有効利用を強化します。
2020年のValmetの売上高は約37億ユーロ（約4,810億円、130円換算）でした。世界中の14,000人の専門家がお客様の近くで働いており、お客様のパフォーマンスを日々前進させることに取り組んでいます。Valmetの本社はフィンランドのEspoo（エスポー）にあり、その株式はナスダックヘルシンキに上場されています。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。