竹内製作所 、1.9トンのリチウムイオン電池式「TB20e」を出荷開始

・これまでと変わらぬ使い勝手

 小型建設機械を開発・製造・販売する㈱竹内製作所は7月12日、同社初となる電池式ミニショベルの新製品「TB20e」を2021年7月より出荷を開始すると発表した。

 同社が提供する小型建設機械は、衣食住の「住」に深く関わり、街づくりとそのメンテナンスに欠くことのできない製品として、毎日の暮らしを支え続けている。なかでも同社製品は、そのパワーのみならず、優れた耐久性と安定性、なめらかで直感的な操作性、長時間でも疲れにくい快適性や居住性などを強みとして、顧客の信認を得ている。

 同社は、建設機械においても、地球環境に優しい製品、ゼロエミッションの製品の需要が高まり、電動化の波が確実にやってくると考え、10年以上前から電池式ミニショベルの開発に取り組んできた。

 今回発表する「TB20e」は、開発コンセプトを「これまでと変わらぬ使い勝手」とした。環境に優しい電池式ミニショベルであっても、稼働時間が短く、パワー不足の製品は、市場で普及しないとのコンセプトのもと、耐久性・操作性・快適性などの同社製品の強みはそのままに、パワーや稼働時間、コンパクトな製品サイズにこだわり抜いた。

 電池式ミニショベルが持つ環境性や静粛性とともに、「TB20e」ならではの「これまでと変わらぬ使い勝手」を顧客に提供することにより、今後の販売拡大につなげていく。

■「TB20e」の主な特長

(1)これまでと変わらぬ使い勝手

・1.8トンクラスの同社ディーゼルエンジン式ミニショベルと同等のパワーと、1回の充電で8時間稼働できるスタミナを実現

(2)ゼロエミッション、静音、低振動、低排熱

・地球環境と作業環境の両面で、環境に優しい製品

・都市部や住宅街における密集地での工事、地下や屋内での工事、夜間工事において特に有効

(3)ランニングコストを削減

 充電に必要な電気料金は、一般的に軽油の調達費用を下回ることが多く、オイル交換などディーゼルエンジンのメンテナンスに必要な費用が不要になるなど、ランニングコスト削減が可能

<主な仕様>

製品質量:1,930kg

連続稼働時間※1:最大8時間

充電時間※2:(400V~480V急速充電) 約2時間、(200V充電) 約6時間

 ※1連続稼働時間は目安であり、使用条件により8時間を下回ることがある。

 ※2充電時間は、充電残量が20%の際に80%まで充電するのに要する標準時間を記載している。

 ニュースリリース