YKK AP、首都圏の樹脂窓需要増加に対応するため「埼玉窓工場」で新ラインを増設

・「APW」樹脂窓シリーズ、首都圏販売が好調

・「埼玉窓工場」新ライン増設、生産能力1.4倍

・操業開始10年、総生産窓数約330万窓

 YKK AP(本社:東京都千代田区)は7月9日、2021年7月で操業10年を迎えるYKK AP「埼玉窓工場」(埼玉県久喜市菖蒲町台)で、首都圏の樹脂窓需要増加に対応するため、新ラインを増設すると発表した。設備投資金額は約13億円。

 新ラインでは、主力商品の高断熱樹脂窓「APW 330」を生産する。自社製の独自の生産設備により、樹脂フレームの切断加工、溶着・部品付工程、更にライン内搬送を自動化した高効率な生産を行う。同工場内では断熱性能に優れた窓ガラス「Low-E 複層ガラス」や防火/準防火地域で使用される「耐熱強化ガラス」の製造も行っている。「APW 330」生産ラインでは、家一棟単位での生産を行っており、首都圏を中心とした関東エリアの住宅建築現場にタイムリーに窓を供給している。

 YKK APは、今年度スタートした第6次中期経営計画で「モノづくり改革の実現」を事業方針に掲げ、技術力強化やスマートファクトリー化によるモノづくり改革に取り組んでいる。今回増設する新ラインにより、省人化と高効率化を実現することで、埼玉窓工場の樹脂窓生産能力を従来の1.4倍に向上させる。

■埼玉窓工場について

 埼玉窓工場は、YKK AP初の”窓”の製造供給拠点として2011年7月に操業を開始した。YKK APの窓の中核工場と位置づけており、ここで生産する樹脂窓は、断熱性能に優れ、健康で快適な生活環境を提供し、持続可能な社会へ貢献する。商品ラインアップの強化や提案・普及活動により、供給エリアである、首都圏での「APW」樹脂窓シリーズの販売窓数は、操業時の2011年と比較して約13倍に拡大している。また、埼玉窓工場は、操業開始から2021年7月までの総生産窓数は約330万窓となった。

<埼玉窓工場の概要>

・操業開始:2011年7月

・所在地:埼玉県久喜市菖蒲町台(菖蒲南部産業団地)

・敷地面積:86,716m2

・従業員数:441名(2021年4月1日現在)

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