日立造船の子会社、日揮グローバルより水処理プラントを受注

 日立造船は7月8日、100%子会社で、海水淡水化・産業用水処理事業を手掛けるOsmoflo Holdings Pty Ltd(オーストラリア、以下、Osmoflo)が、日揮グローバルより、同社がイラクに建設予定のバスラ製油所内に設置される水処理プラントを受注したと発表した。

 Osmofloは同プロジェクトにおいて、河川の水の処理に使われる原水のろ過処理装置や逆浸透膜(RO膜)法の水処理設備などを提供する。RO膜法のプラントで製造される処理水の量は 12,500m3/日で、主に飲料水や工業用水として使用される。

 日立造船グループは今後も海水淡水化・産業用水処理などの水事業を展開し、世界の水需要に貢献していく。

■Osmofloについて

 海水淡水化・産業用水処理システムの設計・製造・販売・運営等のエンジニアリング事業を展開しており、豪州、中東、南アジア等、世界各国で多岐にわたるサービスを提供している。2018年8月に日立造船の100%子会社となった。

 画像:逆浸透膜(RO膜)を使用した水処理プラントの完成イメージ(一部)

<受注概要>

発注者:日揮グローバル株式会社

処理水量:12,500m3/日

納期:2022年8月(予定)

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