・急増する半導体需要に対応
・2021 年7 月着工、22 年 3 月竣工予定
・従来比最大2 倍の供給能力、国内半導体工場の生産効率と環境性能向上をサポート
FA(ファクトリーオートメーション)向けアルミプロファイル大手の SUS(本社:静岡市駿河区)は6月24日、半導体需要の急増を背景に、東京エレクトロン九州向け専用工場である熊本事業所(熊本県菊池郡菊陽町)の増設を決定したと発表した。2021年7月に着工、 22年3 月に竣工予定で、5月の稼働を目指す。
SUSは、自動車や物流をはじめとする多くの産業界に、生産効率向上と環境配慮の両立を図るサステナブルな生産設備部材として、アルミフレームやパネル、アルミボックスや電動パーツなどのプロダクトを供給している。東京エレクトロン九州専用工場の熊本事業所では、主に半導体製造装置用の筐体やパネルを生産し、これまで安定した供給を続けてきた。しかし、世界的な車載向け半導体不足を 背景とする旺盛な半導体投資により、供給不足の可能性が出てきたため、今回の増設に踏み 切った。約6億円の投資で工場面積を1.5 倍強に拡大するほか、加工機等の設備も増強。生産能力を最大で現状の 2倍に強化する。なお、新規雇用は 50 名規模を計画している。
SUS では、コロナ禍やカーボンニュートラル、米中貿易摩擦によるサプライチェーンの見直しや製造 拠点の国内回帰に応え、確かな品質の製品やソリューションを提供することで、日本の製造業の 発展に貢献していきたいと考えている。
<増設事業計画概要>
事業所名:SUS 株式会社 熊本事業所
用地面積:23,424 ㎡
事業種目: アルミ製品の製造(半導体製造装置用)
着工時期:2021年7月
増設内容: FA 機器向けアルミニウムフレーム部材の生産能力増強に伴う生産設備の増設
増設規模等:現行/今回の増設計画/合計
建築面積(m²): 6,600/3,876 /10476
投資金額(億円) : /6 / 6
従業員数(人) :130 / 50 / 180
操業開始時期:2022年4月から順次操業開始(予定)
計画完了時期:2022年5月終了予定
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