荏原、福岡県に災害復旧用 排水ポンプ車を納入

 ㈱荏原製作所(以下:荏原)は6月22日、浸水被害の軽減を目的とした排水ポンプ車を、福岡県に5台納入したと発表した。

 近年、国内では気候変動などの影響により大型の台風や局地的大雨の発生が増加傾向で、それに伴う水災害の激甚化が懸念されている。また、局地的な人口増加や宅地開発が進み森林や田畑の保水機能が失われたことから、計画量以上の大量の雨水が排水設備に流れ込むことによる都市型の水災害も見られる。今後も高まると予想される水災害のリスクに対して、排水設備には今まで以上に信頼性の高さと機動性が求められている。

 九州地方には20の一級河川があり、支川や水路を含め多くの河川がくらしや産業を支えているしかし、水災害が起きると大小の河川氾濫による浸水や地下の冠水など、地域への影響は少なくない。災害現場が安全・安心に過ごせる日常を早く取り戻せるよう、排水ポンプ車に搭載されているポンプは、低水位でも排水を可能にし、軽量化も図るなど復旧作業を迅速化する工夫が施されている。

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