IHIのグループ会社である㈱IHIインフラシステム(本社:大阪府堺市、IIS)は6月18日、トルコ共和国で施工した「第1・第2ボスポラス橋大規模修繕プロジェクト」が、第4回 JAPANコンストラクション国際賞の建設プロジェクト部門において、国土交通大臣表彰を受賞したと発表した。昨年の「オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)プロジェクト」に続き、2年連続の受賞となる。
同賞(建設プロジェクト部門)は、海外において優れたノウハウや技術力、プロジェクト管理能力等を通じ、「質の高いインフラ」を実現した建設プロジェクトを表彰するもの。
今回受賞した「第1・第2ボスポラス橋大規模修繕プロジェクト」は、トルコのアジア側と欧州側を結ぶ主要幹線である第1ボスポラス橋(1973年完成)および第2ボスポラス橋(IHI施工・1988年完成)における、大規模な修繕工事。
同プロジェクトでは、老朽化した吊橋の大規模修繕工事で、世界初となる全240本の斜めハンガーロープから鉛直ハンガーロープへの取替えを、交通開放した状態で実施した。また、世界的にもほとんど例のない補強ストランド(主(メイン)ケーブルをサポート(補完)するための補強ケーブル)による吊橋主ケーブルの補強方法を採用し、除湿装置および湿度自動制御システム設置による予防保全を組み合わせることにより、コストを抑えた吊橋の長寿命化を実現している。
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