極東開発、インドの持分法適用子会社「ミトラ極東」の株式をミトラ社に譲渡

 極東開発工業は6月11日、持分法適用子会社であるインドのMITHRA KYOKUTO SPECIAL PURPOSE VEHICLE  COMPANY PRIVATE LIMITED (ミトラ特装車会社、以下、ミトラ極東社)について、極東開発工業が保有する同社の全株式を、現地合弁パートナーであり乗用車、商用車、建機のディーラー業務などを行うMITHRA GARRAGE PRIVATE LIMITED (以下、ミトラ社)に譲渡したと発表した。

 なお、今後の極東開発工業グループのインドにおける事業については、2020年9月9日付けで完全子会社化したSATRAC ENGINEERING PRIVATE LIMITED (サトラック・エンジニアリング社、以下、SATRAC社)に移管の上、拡大を図っていく。

 極東開発工業は2010年10月にインド中東部アンドラ・プラデシュ州・ビジャヤワダ市近郊において、ミトラ社と合弁にてミトラ極東社を設立し、2012年10月の工場竣工以降、ダンプトラックボデー等の製造を行ってきた。

 しかし今回、インドの主要マーケットの一つである南部・カルナタカ州・ベンガルール市近郊に所在する SATRAC社の極東開発工業のグループ化に伴い、ミトラ極東社のインドビジネスを同国内における特装車のサプライヤーとして広く実績を有するSATRAC社に移管して更なる事業基盤の強化を図るため、極東開発工業が保有するミトラ極東社の全株式をミトラ社に譲渡し事業の再編を行うことにした。

 今後は極東開発工業グループとSATRAC社のシナジーにより、これまで培ってきた事業上・技術上のプラットフォームを活用しながら、同国における特装車事業を発展的に展開・拡大させていく方針。

 なお極東開発工業は2021年3月30日付でミトラ極東社を持分法適用会社の対象外としており、本件が今期業績に与える 影響はないとしている。極東開発工業グループでは、「働く自動車」の製造を通じて、今後とも国内外の社会インフラの構築・維持管理に貢献していく。

<ミトラ極東社の概要>

商号:MITHRA KYOKUTO SPECIAL PURPOSE VEHICLE COMPANY PRIVATE LIMITED

本店所在地:インド中東部・アンドラ・プラデシュ州(ビジャヤワダ市近郊)

代表者:取締役社長 M.SUBRAHMANYAM(スブラマンヤム)

事業内容: ダンプトラックボデー等の製造販売

設立 :2010年10月

資本金:675百万インドルピー (1,019百万円)

(2021年 3 月 31 日のレート(1インドルピー=1.51 円)にて換算)

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