コマツマイニング、英国を拠点とする運搬事業の売却計画を発表

 Komatsu Mining Corp.(コマツマイニング):2021年6月7日

 コマツは本日、英国を拠点とするコンベヤー事業の将来に向けて2つの機会を選択し、地域内コンベヤー製造事業のマネジメントバイアウトの計画と、プロジェクト事業(英国地域のコンベアシステムのエンジニアリングと配送)をFairport Engineering Limited (FEL):フェアポート・エンジニアリング・リミテッド)に売却する別の合意を発表しました。

 コマツマイニングのunderground and hard rock mining(地下および硬岩採掘)の社長であるPeter Salditt(ピーター・サルディット)は次のように述べています。

 「私たちは、英国を拠点とする運送事業の適切な機会を待っていました。この事業は、顧客に2つの異なる分野の製品とサービスを提供しています。プロジェクトセグメントは特注のエンジニアリングシステムを提供し、製造セグメントはOEM向けのコンポーネントとスペアパーツを提供します。したがって、個別のバイヤーグループがそれぞれに自然に連携し、その結果、利害関係者にとって最良の結果を目指して事業を個別に売却することを決定しました。」

 Manchester(マンチェスター)近郊の北西イングランドに拠点を置くFELは、1982年以来事業を展開しており、鉱山、採石場、製糖所、発電所など、さまざまな事業にエンジニアリングソリューションを提供しています。カスタマイズされた建設および土木トンネルの提供に焦点を合わせていた以前のJoy Global(UK)Limited(旧・ジョイ・グローバル英国)プロジェクト事業の追加により、同社はポートフォリオにトンネリングおよび運搬機能を追加します。

 英国のコンベヤー事業の製造側のマネジメントバイアウトにより、CEOのGiles Richell(ジャイルズ・リッチェル)が率いるSE-TEKと呼ばれる新しい独立した会社が生まれます。このグループは、英国事業の既存のコンベヤー部品およびコンポーネントの顧客をサポートすると同時に、将来の成長も計画しています。

 購入される事業の2つの部分に割り当てられた従業員は、英国の事業譲渡(雇用の保護)規則(TUPE)に従って相談を受けています。また、どちらの事業にも割り当てられていない者は、売上の潜在的な影響について協議されています。

 コマツの破砕ポートフォリオはどちらの販売にも含まれず、引き続き同社が保持し、ルーム&ピラーおよび長壁システムのエンジニアリング、サービス、テクノロジーでマイニング(鉱業)をリードするソフトロックセクターを通じてサポートされます。

 コマツは3月、米国とオーストラリアを拠点とする運送事業を投資会社Stellex Capitalに売却したことを発表しました。この投資会社は、売却の一部であったレガシー機械ブランドのContinentalとGoodman-Hewittを活用する予定です。

■コマツについて

 コマツは、建設、フォークリフト、鉱業、工業、林業市場向けの機械、技術、サービスの業界をリードするメーカーおよびサプライヤーです。コマツの機械とサービスは、ほぼ1世紀にわたって、最新のインフラストラクチャの開発、基本的なミネラルの抽出、森林の維持、テクノロジーと消費者製品の作成に世界中の企業で使用されてきました。同社のグローバルサービスおよびディストリビューターネットワークは、顧客の運用をサポートし、データとテクノロジーの力を活用して、パフォーマンスを最適化しながら安全性と生産性を向上させます。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。