国際協力銀行(JBIC)、JFEスチールがインドネシアで実施する自動車用鋼板事業に融資

・日本の鉄鋼産業の海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は5月31日、28日、JFEスチールのインドネシア法人PT. JFE Steel Galvanizing Indonesia(以下、JSGI)との間で、融資金額50百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、みずほ銀行、三井住友銀行及び三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもの。

 この案件は、インドネシアでJSGIが行う自動車用鋼板の製造・販売事業に必要な資金を融資するもの。

 東南アジア第2位の自動車生産国であるインドネシアは、日系自動車メーカーの販売台数シェアが96%を占め、今後も自動車用高級鋼板の需要拡大が見込まれている。JFEスチールは海外成長地域の需要拡大を取り込むため、同事業を通じて、インドネシアにおける自動車メーカーの現地調達需要に応え、海外事業の成長加速・拡大を図るもの。融資は、こうしたJFEスチールの海外事業展開への支援を通じて、日本の鉄鋼産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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