斗山インフラコア、サウジアラビアから中型・大型ショベル合計75台を受注

・世界の競合他社を凌駕する受注が相次ぐ…世界最大級のスマートシティプロジェクト等に活用。

・大口顧客獲得に努めた結果、中東でのシェア10%。

 斗山インフラコア(Doosan Infracore):2021年5月26日

 斗山インフラコアは最近、22トンの油圧ショベル(DX220LCA)20台と50トンの油圧ショベル(DX480LCA)5台を含む25台の油圧ショベルを受注したと発表しました。斗山インフラコアはまた、サウジアラビアの建設会社2社のコンソーシアムが実施した入札で、22トン油圧ショベル (DX225LCA) 50台の供給契約を結び、世界の競合他社を打ち負かしました。

 25台を注文した建設会社は、サウジアラビアの国営石油会社 ARAMCO の主要なパートナーであり、斗山インフラコアの機械で非常に満足のいく経験を持っています。サウジアラビアの大規模建設プロジェクトで斗山建設(Doosan construction)の機械を使用しています。同契約は、3月に油圧ショベルとホイールローダーを合計35台購入する契約に続き、2度目の受注となります。1次と2次の注文を加えると、斗山インフラコアの建設機械を合計60台購入したことになります。

 供給された油圧ショベルは、サウジアラビア西部で建設中のNeom City(ネオムシティ)で使用される予定です。Neom Cityは、サウジアラビアに建設される世界最大のスマートシティプロジェクトで、総事業費は約5,000億ドルです。

 斗山インフラコアは、油圧ショベル50台の入札において、顧客の要求に応じて最適化された機械の性能、価格、サービスを提案し、高い評価を獲得しました。機械を購入したコンソーシアムは、サウジアラビアの国営電力会社の大手ベンダーであり、電力設備の保守作業に使用する予定です。

 4月初め、斗山インフラコアはカタールで 102台の油圧ショベル (年間市場規模の 23% に相当) を受注し、中東市場での販売に積極的に取り組んでいることを示しています。同社は、競争力のある新製品をリリースし、カスタマイズされた統合サービス ソリューションである Doosan Care を実行することで、中東建設機械市場の主要顧客の獲得に注力しています。同社は今年、この地域で10%以上の市場シェアを予測しています。

 斗山インフラコアの関係者は次のように述べています。「経済不況と世界的な競合他社の参入により、中東市場は非常に競争が激しくなっているため、成功するには支配的な力になる必要があります。これらの主要な取引を基盤として、製品とサービスパッケージを提供することにより、顧客の期待に応えるブランド価値と製品の評判を継続的に向上させる予定です。」

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。