・黒部川電力新姫川第六発電所建設工事の導水路トンネル
鹿島は5月25日、コマツ(社長:小川啓之)と共同開発したトンネル掘削機NATBM(ナトビーエム®)を初適用した黒部川電力新姫川第六発電所建設工事(新潟県糸魚川市)における導水路トンネル工事の掘進が完了したと発表した。全長3.8㎞のトンネル工事のうち、貫通点手前に存在する蛇紋岩層境までをTBMモードで掘進した後、貫通点付近の地質が複雑になった蛇紋岩混在区間においてNATMモードに切り替え施工した。1機のトンネル掘削機で2つのモードを使用した施工事例は、世界初となる。
NATBMは、トンネル施工において高速掘進が特長の「TBM」と、地質が複雑な日本の地山に合った「NATM」に対応可能な機能を兼ね備えたハイブリッド型のトンネル掘削機。
同工事において、「高速掘進可能なTBMモード」と「不良地山に柔軟に対応するNATMモード」を併せ持つ「NATBM」の効果が確認できた。今後は、更なる施工の合理化に取り組むとともにTBM工事への適用を拡大していく。
詳細は、ニュースリリース
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