・ロボットとねじ締めツールをパッケージ化し、導入工数の低減に貢献
㈱デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町)は5月25日、水平多関節ロボット「HMシリーズ」に専用のねじ締めユニットとソフトウェアを搭載したロボットシステム「ねじ締めロボット」を6月1日(火)から受注開始すると発表した。
この「ねじ締めロボット」は、ロボットによるねじ締め作業に必要なツールが水平多関節ロボットと共にパッケージ化されたもので、高速・高精度のねじ締め作業を早期に実現するとともに、導入・立上げ工数が低減できる。価格はオープン価格で、ねじ締め作業の速度と精度の向上を目指す製造現場への導入を想定している。
デンソーウェーブでは1990年からねじ締め作業に対応したロボットの販売を開始し、30年以上にわたり多くの工場へ納入実績を重ねてきた。その中で、「設備立ち上げのリードタイムを短くしたい。」「サイクルタイム短縮と精度を両立させたい。」というユーザーの声があったことから、シンプルな構成かつ、高速・高精度なねじ締めロボットとして開発した。
ねじ締めロボットは、ロボットコントローラの付加軸としてねじ締めドライバーを制御するため、ナットランナーの特殊な設定が不要で、ねじ締めを実現する。トルク検出能力はセンサの測定レンジに対して誤差1%以下で、ビット回転数は最大6,000回転/分。電流値の制限やトルク値の監視、高さチェックなど、安定した品質を保つ機能も充実している。高精度な設定が簡単なGUIで設定でき、オプションで制御ログアナライザを使用することでねじ締め状態を簡単にモニタリングすることができる。
詳細は、ニュースリリース
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